『勝間和代のインディペンデントな生き方実践ガイド』
この本の「インディペンデント」な生き方という文字に惹かれ読み出したのですが、女性向けの本ではありますが、個人が「インディペンデント」して生きていくためにすべきことが簡潔に述べられています。ボリュームもさほどではなく、わかりやすいのでおすすめです。
その中で、「いい男の条件」がありました。ので、非常に偏った私見を入れながら見てみましょう。
その1 年収1千万円以上を余裕を持って稼げる男であること
・・・男にとって経済力は自信の根源なのだとか。なんかこの辺が、昔の感覚な気がします。原始時代に獲物を捕りに行っているわけではないのですから。
その2 インディの価値を認められる男であること
・・・インディとは著者の勝間さんが言う「いい女」のこと。条件その2は要するに相手の価値観や考え方を尊重する男ということらしいです。まあ、認められないと言うことが人間一番つらいですからね。
その3 インディと一緒に年齢とともに成長していく男であること
・・・男は人生のイベント(すくなくとも出産)がないので、自分を成長させるのが、仕事に偏りがちになるため、成長する男がいいと言うことのようです。
うーん、たしかにこの3つの条件を満たしていれば「いい男」には違いないと思いますが、いいパートナーかどうかは別な気がします。実際この本の中でも
とりあえず、大好きなパートナーを作って、一緒に過ごしてみてください。どんどん結婚もしてみてください。そうすると、どうしても一定の確率で別れは生まれます。でも、大事なのは、その失敗から、女性も男性も、学んでいくことだと思います。
としています。身も蓋もない。私が違和感を感じたのはおそらくこういった条件をみていても結局「では二人でどのような家庭を築きたいの?」とかがなく、おそらくこういう二人が別れるときには「お互いを尊重するには二人それぞれ新しい道を歩むのが一番だと思った」なんて言うのではないでしょうか。また、いい男の条件1にあるようにそりゃ収入は多い方がいいでしょう。しかし、その収入が無くなったときに励まし合って支え合えるかどうかの方が大切な気がします。
太宰治は『チャンス』の中で
人生はチャンスだ。結婚もチャンスだ。恋愛もチャンスだ。と、したり顔して教える苦労人が多いけれども、私は、そうでないと思う。私は別段、れいの唯物論的弁証法に媚(こ)びるわけではないが、少くとも恋愛は、チャンスでないと思う。私はそれを、意志だと思う。
あの太宰が恋愛を語るな!と言うことはさておいて、男と女の間をつなぐのはまさに「愛し続けようとする意志」だと思います。そして、その意志を2人で持ち続けられた人は死ぬときに「ありがとう」といって死ねる気がします。私もその意志を持ち続けられるよう、また、相手に持ち続けてもらえるよう頑張ろうと思います。
2008年03月11日
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